アマクラさん(大盛り)

@roz_zorさんのTwitterから溢れ出た長文置き場です

第8回俺達の少女A原稿

第8回俺達の少女Aに応募した音源の台本です。

今読むとこっ恥ずかしいですね。
というか当時も恥ずかしくて生で喋ったりとかはできなかっただろうと思います。
音源は落ち着いた環境で作成できる一方で放送は生の熱気に溢れている、両方の長所が合わさっているのもこの企画の良いところだと思います。

音源自体も残ってはいますが、それは別の機会に。

 


ヘーイ!俺達の少女Aリスナーのみんな!グッドイブニング!
いや、初投稿だから「はじめまして」のほうがいいのかな。
僕の名前はアマクラだ、知っていると思うけど。

今日はヘレンさんについてプレゼンをするよ。
みんな彼女のことを『世界レベル』とだけ言わせておけば
面白くなるアイドルだと思っていないかい?

うん、OK、それも間違いじゃない。
でも今日はもう少しだけ踏み込んで彼女のことを考えてみよう。

まずは彼女の名前についてだ。
デレステで明らかになった出会いのエピソード。
『ヘレン』は彼女の本名ではない。世界の頂点に立つダンサーが代々受け継いでいく名前だった。
これには僕も驚いたね。

『ヘレン』の名を受け継いだ時点で彼女はダンサーとしては世界レベルだ。
では、他の部分ではどうだろう。

一つのエピソードを例にあげよう。
ワールドイズマイン、ヘレンさんがジェット機に乗ってやって来たイラストのシーンだね。
ヘレンさんが乗ってきたのはプライベートジェット機かと思わせておいて、本当はレンタルだった。
モバゲー版の時点ではただの見栄っ張りとも取れる彼女の行動だが、
このエピソードの続きがデレステで描かれているんだ。

ヘレンさんはこう言った。
「私だって、世界レベルであるけれど、プライベートジェット機は有していない。
世界にはあるのに、私にはない。」

しかし彼女はこれをバネにしてさらなる高みを目指す。
自分と世界、その差を埋める第一歩としてジェット機をレンタルしたんだ。
ジェット機とは何か、世界にあって自分に欠けているものは何かを理解するために。

ジェット機をレンタルしたのは世界レベルのスターだと見栄を張るのではなく、
世界に近付こうとする探究心と向上心に突き動かされた行動だったんだ。
ま、ジェット機のレンタル代は自分で払ってほしいけどね。事務所の経費じゃ落とせないよ。

このエピソードは一つの例にすぎない。
世界レベルを連呼するビッグマウスのイメージとは裏腹に、
ヘレンさんには自分の限界、世界との差を感じるセリフがたくさんあるんだ。

しかし、彼女はそこに引け目を感じない。
限界が見えたならそれをブチ破ればいい、
世界との差を感じたならそれを埋める努力を惜しまない。
ヘレンさんは常に向上心と共にある。

ヘレンさんにも未熟な部分はたくさんある。
しかし、常に世界レベルを目指す彼女の姿勢。
その気高い向上心は紛れもなく世界レベルだ。

おっと、時間が来たようだね。
最後に、ぷちデレラでの、ヘレンさんの言葉を読んでプレゼンを終わリにしよう。
ぷちデレラは成長途中の未熟なヘレンさんが多く描かれている。ぜひチェックしてほしい。

世界レベル…言うのはたやすいわね。だから、何度でも言うの。決して、見失わないために。
ヘレンという生き方、楽しいわよ。大言壮語を嘘にしないため、命を燃やす快感がここにはある。