アマクラさん(大盛り)

@roz_zorさんのTwitterから溢れ出た長文置き場です

片眼鏡のサイバーグラス

はじめに

いろいろと書いていきますが、結論としてはサイバーグラスの否定になります。

そんな話なんか聞くつもりはない方はこのままブラウザバックしてください。こちらは自分の意見を発信したいだけです。あなたを不快にさせるのは本意ではありません。もちろんちゃんと記事を読んだ上でならどんなご意見もご批判もありがたく頂きます。

 

さて本題、の前にもう一つ前置き。

ja.wikipedia.org

なんか難しい名前があるのかと思ったけど、ド直球でした。英語でいうとモノクルだそうですが分かりやすいので記事中は片眼鏡で統一します。

 

今度こそ本題。

 

上条春菜のストーリー

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イベントちゃんとやりました証明画像

サイバーグラスの初イベント、何はともあれお疲れ様でした。

始まる前から不満ばかり漏らしていた僕ですが、イベントコミュは良かったなという感想です。

うつむきがちだったかつての自分を変えてくれた眼鏡の良さを広め、自分自身も輝いていく。定番でいいお話でした。

しかし、それはあくまで上条春菜の物語。この物語に荒木比奈の姿はありませんでした。

 

コミュの大まかな流れ

順を追って進めましょう。ザックリまとめていきます。まずはオープニング。

『プロデューサーに呼び出される春菜と比奈、そこで二人は眼鏡に軸をおいたユニット、サイバーグラスの企画を渡される。ユニットとして新曲を歌うだけでなく、自分たちでも活動のアイディアを出してほしいとのこと。二人ともやる気は十分だが、眼鏡中心の活動に走りそうな春菜を比奈が抑える』

はい、ここポイントです。勢いに任せて動こうとする春菜を比奈が引き止めます。この先も何度かある描写です。

 

続いて第1話。

『レッスンや取材自体は順調に進むものの、自分たちでアイディアが出せない二人。悩む二人の前に現れた川島瑞樹。彼女は自分たちの個性やアイドルとしての方向性、それらを再確認するために腹を割って話すことを勧める』

その時に二人が言った自分の個性がこちら。

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二人を少しでも知っている方たちならこのようなイメージを持っているかと思います。『アイドルとしての方向性とは違うのでは?』と指摘も受けますが、まずはこの方向で次の話が語られます。

 

それでは第2話。

『比奈の部屋で腹を割って、というよりまずは軽い雑談から始める二人。その中で二人は自分たちの共通点を見つける』

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『自分たちの個性は自分自身を、世界を変えてくれたものだった。その素晴らしいものが持つイメージを変えたい、魅力を伝えたい。それをサイバーグラスの活動の指針にすると決めるのだった』

なるほど。二人にこういう共通項があると話していた方は何度か見かけたことがあります。解釈一致おめでとうございます。

それはさておき、サイバーグラスは春菜が眼鏡の、比奈が漫画の魅力を伝えるために活動していきます……と思ったのですが、これを最後に比奈のオタク趣味の話は一切出てきません。いや、おかしいですよ。第2話のあらすじがこれなのに。

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このコミュ以降、比奈は眼鏡大好き人間になっていきます。詳細は省きますが、本当に眼鏡の話しかしません。まるで上条春菜が二人に増えたかのように。

 

片眼鏡のサイバーグラス

これが『荒木比奈がいない物語』と評した理由です。比奈は春菜に完全に食われてしまいました。

先述の共通項のように、春菜にとってのベストパートナーは比奈なのかもしれません。しかし比奈はこの組み合わせでは自分の個性を全く引き出せませんでした。言い方を変えると、比奈がサイバーグラスに付与した魅力は何もありません。暴走しがちな春菜を抑えるという役割はあったかもしれませんが、ただ冷静なだけでは比奈の魅力とは言えません。というか、アイドルを制御するのはプロデューサーの仕事です。仕事してください、作中のプロデューサーさん。

 

イベントコミュの最後に春菜と比奈はこう言います。

『私達が左右のレンズ、それを支えるフレームがプロデューサー、サイバーグラスは三人のチームだ』

僕にはとてもそのようには思えません。サイバーグラスにおいて比奈は、比奈の魅力は全く機能していません。春菜という一枚のレンズとプロデューサーというフレームだけで成立する片眼鏡です。

もちろん片眼鏡は欠陥品ではありません。そういうものです。今回のコミュも春菜だけで十分に成立する面白い物語です。しかし、そこに比奈が、他の誰かではない荒木比奈が存在する必要性はありませんでした。比奈が好きな自分はこの点が非常に残念でした。

 

荒木比奈の進む道

今後もサイバーグラスが春菜の、眼鏡の魅力だけを推していくのでならば、今回のイベントのように比奈の魅力は発揮されないでしょう。眼鏡がコンセプトである以上それが中心になるのは必然ですが、一人の個性に頼り切ったユニットが魅力的なものと言えるでしょうか。

一人の個性と書きましたが、正確には少し違うかもしれません。比奈には今回のイベントで少なからず眼鏡アイドルという個性が付与されました。しかし、僕は今それが一番怖いです。今後の比奈は眼鏡一辺倒になってしまうのか、春菜の後を追うだけの存在になってしまうのか、比奈の従来の魅力は失われてしまうのか。

僕はアイドルも趣味も大事にする荒木比奈が大好きです。アイドルとして輝く一方で、度々オタクとしてのちょっとザンネンな面を出してしまう荒木比奈が大好きです。今後もその個性を伸ばしてほしいと願っています。

 

さよならサイバーグラス

長々と、ツイッターでも愚痴愚痴と書いてきましたが、僕がサイバーグラスに自分から言及するのはこれで最後にします。今後高まっていくであろう熱に水を注すのは無粋でしょう。

今後のサイバーグラスがより魅力的に、互いの個性を引き出し、ユニットエンブレムのように本当の意味で左右のレンズになることを願っています。

以上です。長々とご覧いただきありがとうございました。

 

 

odaibako.net自分から言及はしませんが、ご意見ご批判頂ければ返答はします。
コメント欄だったりツイッターで直接リプライをくれてもOKです。

あとあと、もちろんアイマスから距離を置くとか比奈Pをやめるとかそんな話でもありません。あくまでサイバーグラスに触れないだけです。

 

今度こそ終わりです。ありがとうございました。

※記事中の画像は株式会社バンダイナムコエンターテインメント様の『アイドルマスターシンデレラガールズスターライトステージ』より引用させて頂いております。

 

2019/03/11追記

ありがたいことにコメントを頂けたのでまとめ記事を作りました。

引き続きご意見ご感想お待ちしております。

amakurasan.hatenadiary.jp

2020/05/09追記

虹色ドリーマーのイベント「オタク is Love!」においてNeedle Lightで満足できなかった部分が救済されました、という記事です。

amakurasan.hatenadiary.jp